天龍引退試合はVSオカダ・カズチカ!約40歳差の歴史に残る一戦は果たして…

2015.09.03
by 横田吉木
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プロレス界の「生ける伝説」天龍源一郎が、11月15日の試合を花道に引退します。

天龍といえば、相撲界からプロレスへ入団し、その闘争心あふれるプロレスで人気となったミスタープロレス。2015年2月に引退会見を行い、そこから「天龍引退ロード」と題し、花道を飾るべく多くのレスラーと闘ってきました。

そしてついに11月15日、角界からプロレスに転身した天龍の思い出の地である両国国技館にて、引退試合「~天龍源一郎 引退~ 革命終焉 Revolution FINAL」が行われます。

そこでこの度、BSスカパー! にて、この一戦の模様が完全生中継されることとなり、天龍が会見を開きました。

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会見には、引退試合に華を添える各団体の選手達も出席。天龍プロジェクトの嵐、北原光騎、舞牙、ドラゴンJOKER、全日本プロレスの諏訪魔、大日本プロレスのグレート小鹿、プロレスリング・ノアの小川良成、KAIENTAI DOJOのリッキー・フジ、DDTプロレスリングの高木三四郎、DRAGON GATEの新井健一郎、フリーダムズプロレスの佐々木貴、レッスル・ワンのKAIが出席しました。

平成対昭和! プロレス界の歴史に残る一戦

会見のはじめの挨拶で天龍は「腹一杯の格闘技人生でした」と話し、40年間、第一線で活躍してきたプロレス人生を振り返って、「相撲から転向して馴染めない私がいたのですが、全日本プロレスに入り、相撲界出身の人たちに助けられたり、兄貴的な存在だった鶴田選手(ジャンボ鶴田氏)など、レスラー仲間に恵まれて生き抜いてこられたな、というのが正直な気持ちです」とコメント。

印象に残っている試合を尋ねられると、「鶴田選手との一連の刺されるか刺すかの試合と、東京ドームでやったランディ・サベージとの一戦は、僕自身のプロレスの違う面を覚醒させてくれたような試合」と、現役生活を噛み締めるように回答。

続いて、引退を決断した心境の変化を「今年の正月に家内が大病しまして、天龍源一郎が現役のうちにしか彼女を支えていけないという気持ちが芽生え、これからは俺が恩返しをする番だなと思った」と話しました。

会見は続き、本人の口から引退試合の対戦カードを正式に発表。

天龍源一郎 対 オカダ・カズチカの60分1本勝負のシングルマッチ

歴史に残るこの引退試合の対戦相手は、現IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカに正式に決定しました。オカダ・カズチカといえば、レインメーカー(高額な報酬をもたらしてくれる人の意)の異名をもつ、プロレス人気を復活させた立役者のひとり。

そして、オカダ・カズチカからのコメントが届いているとのことで、アナウンサーがその場で読み上げました。

「8月16日に両国でも言ったように、11月15日はどうなっても知りません。僕と同じ時代じゃなくてよかったということをわかってもらいます」

このかなり挑戦的な内容を受け、天龍は、「新日本プロレスらしからぬ言葉づかいを改めてもらいたいというのと、そこらのあんちゃんと一緒で、紳士的に対応したつもりの俺に、このクソ野郎と思わせてくれた今のメッセージはよっぽどインパクトを与えてくれましたよ。サッカーボールキックとグーパンチと喉元チョップだけで勝負をつけてやりますよ」と、引退試合への意気込みを語りました。

現在27歳のオカダ・カズチカと、65歳の天龍源一郎。その差はなんと38歳。平成プロレス対昭和プロレスは、果たしてどんな勝負になるのでしょうか。

最後に、「天龍源一郎のような、こんなに不器用でブサイクなレスラーを、ずっと応援してくださったファンのみなさんには、ありがとうございましたという一言です。本当に長い間ありがとうございました」と感謝の言葉で会見は終了しました。

プロレス史に残る歴史的試合。プロレスファンでなくとも、ミスタープロレス生ける伝説である天龍源一郎の、最後の勇姿をご覧になってみてはいかがでしょうか。

<放送概要>
タイトル:『~天龍源一郎 引退~ 革命終焉 Revolution FINAL』
放送日:2015年11月15日(日)午後3時~(予定)※完全生中継
チャンネル:BSスカパー(BS241/プレミアムサービス585)
視聴方法:スカパー! のチャンネルまたはパック・セット等のご契約者は無料でご視聴いただけます。

※試合の詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。

 

文/横田吉木

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