肌寒く感じることの多くなったこの季節。ついつい夏の気分で服を選んでしまうと、ひんやりとした風でカラダを冷やしたり、風邪をひいてしまったり…、色々と気を遣う季節でもありますね。今回は、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』から、夏の疲れと涼しい風からくる代謝の滞りチェックと、改善法をご紹介します。
「白露」のころ
「暑さ寒さも彼岸まで」といいます。 カラダの暦は季節を感じてつねに変化しています。 天の暦は「二十四節気」で二十四に季節の節目があてられています。 お彼岸に向けてひとのカラダは少しずつ寒い冬への支度を始めます。 体調の変化から季節の移ろいを味わいたいですね。
「秋口の滞り」チェック
朝夕涼しい風が吹くようになると、夏からの疲れとかさなって代謝する働きがおちてしまいます。 朝ねむい・だるいといって、なかなかカラダがおこせないのは前日までの食事を食べこなしきれていないからです。 秋口のカラダの滞りを脚の様子でチェックしてみましょう。
『太もものかゆみ・かさつき』
太ももは大腸・小腸と関係があります。 とくに太ももの肌は腸の粘膜のコンディションと連動しているので、食事が腸内で停滞していると太ももがカサカサ乾燥したり赤み・かゆみがでます。 腸内をスッキリさせるために毎日の排便習慣を調えたいですね。 ゴボウ・レンコンなどの根菜類をキンピラや煮つけにして常備菜として食卓に並べておきたいですね。
『スネのかゆみ・かさつき』
スネは肝機能と関係があります。 過食傾向だったりカラダにかなわない食事、冷たいものの飲食が過ぎていると、スネがかさついたり・かゆくなったりします。
食事内容を見直したり、運動する習慣を身につけて代謝をうながすことができるとよいですね。
『ふくらはぎのむくみ・かゆみ、足裏のべたつき・かゆみ』
ふくらはぎや足裏は腎機能と関係があります。 下半身が冷えていたり体温が低いとカラダはむくみやすくなります。 余分な水分の滞るカラダは疲労を排泄することができないので、体臭(疲労臭)がすることがあります。 思っている以上にカラダが冷えています。 就寝時は夏よりも温かい寝具を用いるようにするとよいですね。
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