だから移住人気No.1? シンガポールに学ぶ長寿の秘訣

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無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の人気コーナー「長寿国から良いとこ取り!」、今回取り上げるのはシンガポール。音多さんによると、人口の75%を占める華人系の方々の生活習慣に習うところも多いようです。

シンガポールに学ぶ長寿の秘訣

今日は健康のタネをお届けします♪

前回の健康のタネに引き続き、シリーズ「長寿国から良いとこ取り!」をお届けします § ^。^ §。今回取り上げるのはアジアにおいて日本と香港に続く長寿国であるシンガポールです。

WHOの「2015年版世界保健統計」では

  • 男性が2位(81歳)
  • 女性が4位(85歳)
  • 男女合計が2位(83歳)

というデータでした § ^。^ §。

まずはシンガポールの基本的なデータから見てみましょう。

東南アジアの小さな近代国家、シンガポール

正式名はシンガポール共和国。首都は同名シンガポールです。場所はマレー半島の南端で、赤道より100km強北側に位置します。東京・羽田から直行便で8時間弱。成田、羽田、名古屋、大阪、福岡の各空港から直行便が出ています。

有名な観光名所はマーライオンとマリーナベイサンズくらいしか思いつきません(笑)。そもそも小さな国ですからそれほど多くの観光名所は無いと思うんですが、ユネスコの世界遺産に今年初めて「シンガポール植物園」が登録されたそうですヽ(^o^)丿。

総人口は541万人(2012年)。北海道(547.4万人=2012年)と同程度です。ただし約540万人のうち、約200万人は外国生まれだとか。言語も母国語含めて4言語が混在し、あらゆる宗教も混在していますが、そんな多文化、多人種なのに何故総じて寿命が長いのか、不思議です(?_?)。

国土面積は北海道の10分の1。北海道と同じ人口で面積が10分の1ってよほど人口密度が高いのでしょう。調べてみたら人口密度は東京都より10%程高く、2010年前後の国別人口密度ランクで世界3位となっています。以前ご紹介した香港よりも人口密度が高いです(香港は世界4位)。

気候は赤道直下だけあって熱帯気候。とは言っても日本のようなジメジメした暑さではなく、割とカラッとしています。国自体も高度に都市化されており、埋立て地も多いので、原生林が生い茂るような東南アジアのイメージはありません。

経済は高度に発達していて医療面は申し分無し。医療レベルが高度な為、長寿国の絶対条件である新生児死亡率(生後約1ヶ月未満)、乳児死亡率(生後約1年未満)は世界で最も低いです(日本よりも良いレベル)。

また日本のマイナンバー制度のようなものも先取りされており、個人はIDカードに紐付いた医療データで管理され、どの病院でも改めてイチから説明する手間や検査省略が可能です。これは便利ですね。

ただし経済発展によって大きな所得格差が存在するとの事です。この格差は恐らく今後の成人死亡率(15~60歳の死亡率)を押し上げる要因になるんじゃないでしょうか。何故なら似たモデルの先進国である日本の成人死亡率がシンガポールを上回っているからです。

総じてこのような進んだ国、シンガポール。これらのデータから、長寿の秘訣を抽出したいと思います。

まずシンガポールの場合、その背景に多民族というキーワードがあります。

多民族という事は文化も人種も違うわけです。それなのに平均寿命が世界トップクラスという事は文化の違いに影響を受けない、共通して寿命を押し上げるキーワードのある国だということですね。

だからはじめにまず全員に共通する環境面から見てみる事にしました。

そしてもう1つ。それは多民族ではありますが、国民の75%を占めるのは中国をルーツにする華人系であるという事。つまり華人系の生活習慣や食習慣にスポットを当てれば長寿の秘訣が見えてくるかもしれないという事です。

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