まだ5月なのに暑すぎ!そんな時は“食べる冷えピタ”こと「レタス」を喰らうべし

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5月だというのに毎日暑い日が続く今日この頃ですが「身体を冷やす対策にはレタスがいい」という記事を見つけました。旬の食材を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する『一石三鳥健康メルマガ』で、こんな暑い日にピッタリな旬素材として「レタス」を紹介していますよ。

レタス ~栄養編~

インドでは、熱波のせいで500人ほどが亡くなってしまったというニュースがありました。

今年の5月は例年に比べて暑い日々が続きました。このままだと、本格的に夏が来たら連日40度!なんてことになってしまいそうで怖いです。

体を冷やす野菜を少し多めに取って、熱が体内にたまりすぎないように気をつけたいです。今日は、そんな体を冷やす野菜の一つ、レタスを取り上げます。

「体を冷やす野菜」というと、そんなものあるわけないだろとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。体を冷やすとか温めるという分け方はとても中医学的だと思うので、詳しい説明は中医学の回に譲ります。今日はざっくりと

「冷蔵庫から取り出したとき冷たいんだから、食べたら体冷えるでしょうが」

とさせてください。あれ、いい加減すぎですか?

だって、レタスの95%は水ですよ。冷蔵庫でキンキンに冷えた水を飲んだら、体がすっと冷えますよね。

レタスは、1年中スーパーで見かけるので、特に旬を意識されたことがないかもしれません。4月から5月に売られているのは春レタスといわれ、主に茨城で作られます。6月から9月に出回るのは夏秋レタスといわれ、60%が長野で栽培されます。

また、レタスは和名では「チシャ」と呼ばれます。チシャとは、乳草が語源で、茎を切った時に出る白い乳状の物質がその名前の由来です。この白い物質は苦いですが、食欲増進や肝臓、腎臓の機能を高める効果もあります。

レタスはサラダとして食べるのが一般的ですが、油でいためるとレタスに含まれるカルシウムの吸収率が高まります。レタスチャーハンを作るときには、じゃこも混ぜてください。干しエビもいいな。よりカルシウムを摂取することができますよ。

カルシウム不足はイライラのもと、なんていわれます。レタスには、イライラを鎮めるラクツカリウムという物質も含まれており、カッカする頭を鎮めてくれます。食べる冷えピタ、食べる精神安定剤です。鎮静や催眠の効果がありますから、お疲れなお父様にレタスチャーハンを作って差し上げて下さい。

チャーハンをつくるのがめんどくさい方は、スープにしましょう。サラダで食べるよりも、たくさんのレタスを食べることができます。レタスを油でいためて、上から水を注ぎます。ベーコンやツナを入れてもいいですね。コンソメとか塩とか、もしくは出汁の素を入れた後で味噌をいれて味付け。生卵を落とし入れて、半熟ポーチドエッグに仕上げれば出来上がり。簡単なのに感嘆もののおいしさです。

暑い日々が続きますが、食べ物で体調調整して乗り切りましょうね。

『一石三鳥健康メルマガ』
ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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