旬の食材を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する『一石三鳥健康メルマガ』。今回ご紹介するのは、「枝豆」の栄養編。見かけによらず栄養たっぷりな枝豆の調理法といえば、塩茹でしてザルにあげてプチプチ食べる…、というのが主流ですよね。実は、枝豆の食感と風味をもっと楽しめる簡単な調理法があるんです!
枝豆 ~栄養編~
こんにちは、もげらもげこです。
枝豆には、糖分の代謝に効果がある成分、美容に効果がある成分がたっぷりとはいっています。
●糖分や脂質の代謝に必要なビタミンB1とB2。
●脂質代謝を高め、肝臓に脂肪が付くことを防ぐコリン。
●皮膚粘膜の強化や、特に妊婦さんには欠かせない葉酸。
●女性らしさや美容の素のイソフラボンやビタミンCです。食物繊維もたっぷり含まれています。
季節の変わり目に、肌荒れや体調を崩しやすいような女性にはぴったりの食べるサプリです。
また枝豆というと、ビールのおつまみというイメージが強いと思います。枝豆に含まれる成分がアルコールの分解を促進するため、肝臓の負担を軽くする効果があります。しかし、なぜ焼酎や日本酒でなくビールなのでしょうか?
諸説ありますが、ネットで探した結果一番それらしいものにはこうありました。ビールが流行りだしたのは明治の中期。ビアホールが破格の値段でビールを提供したのが始まりだそうです。その際に、ビールにはこれ!と打った宣伝文句が、枝豆とビールが出会ったきっかけとのこと。
ビールが発売された当時、ビールの成分には米とコーンスターチが入っていました。これらには素早くのどの渇きを潤す力があるので、そこから「一杯目にはビール」という習慣が生まれました。また、ペコペコのおなかにビールを一気に流し込むと悪酔いしかねませんが、枝豆には肝臓の負担を軽くする効果があります。そして何より、プチンプチンと鞘から豆を取り出すことが、ビールを飲むスピードをゆっくりにしてくれます。
きっかけはともかく、枝豆とビールは今も昔も仲良しの友達です。
さて、そんな枝豆を最もおいしく食べるのにお勧めの食べ方があります。それは「焼き枝豆」です。枝豆と言うと煮る方が一般的ですが、私は断然焼くのが好きです。
【作り方】
1.枝豆を洗って下さい
2.フライパンに枝豆をいれましょう
3.火にかけてください。油は要りません。
4.3分~5分火にかけると、洗ったときの水分と枝豆自身の水分で、鞘が濃い緑色に変化します。
私は、少ししゃりっと状態で食べるのが好きなので、短めで火を止めてしまいます。お好みで塩をぱらっと振って召し上がれ。
煮るものと比べて風味が格段にアップし、普通の枝豆なのにだだちゃ豆を食べているような味がします。ぜひお試しください!
image by:Shutterstock
『一石三鳥健康メルマガ』
ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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