忘れがちなビジネスの基本「業界No.1より、顧客にとってのNo.1」

2015.08.17
by kousei_saho
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日本一、世界一、業界一。なんでも一番は気分がいいものですよね。がしかし、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんは、目指すべきは目の前のお客さまにとっての一番であって、その努力の先に結果として日本一、世界一、業界一という評価がついてくる、と説きます。

顧客にとってのNo.1

広告やWEB、街の看板やのぼりなどを見ていると時々、

業界売上No.1
店舗数全国一
実績No.1
顧客満足No.1
○○地区No.1
日本一の○○店

など色々な日本一、世界一、業界一といったフレーズを見かけます。

あるいは、No.1を目指します! といったフレーズなんかもあります。

そんなフレーズを目にすると「元気があっていいなぁ。」なんて思ったり「ほんとにそのとおりになってるのかなぁ。」などと勝手に想像してみたり…。

例えば、ラーメン屋さん。

日本一うまいとんこつ専門店。
日本一うまい中華そば。

なんて看板を掲げていたとしても、来店するお客様100%全て、「うん、日本一だね。」と感じることはほぼないでしょう。

最低でも100人中1人や2人は「思ってたのと違うな?」と感じると思います(味の善し悪しは別にして)。それはでも当然のことですよね、味は人それぞれ好みがありますから。

たとえ「評判のとんこつ専門ラーメン店」に行ったとしても、その店の味付けに微妙に合う合わないもあるでしょうし。

何が言いたいのか? と言うと、

日本一! とかってことじゃなくて、目の前のお客様にとっての一番を目指すのが商売、ビジネスの根本にあるってことです。

あるお客様にとっては、このA店が日本一。
あるお客様にとっては、あっちのB店が日本一。

A店であってもB店であっても、お客様にとってはどっちも日本一です。そんなお客様の中で一番の存在にあることを目指しましょうよってことです。

目の前のお客様にとってみなさんの会社やお店が一番である。

そんな風に感じてもらう。

その為にできること、工夫は惜しまない。

そんなことを繰り返していく中で、いつの間にか、本当の地域一番、日本で一番、業界No.1といわれるようになっている。

かっこいいと思いません?

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