夜食にラーメンではなく、おにぎりを食べたほうがよく眠れるらしい

shutterstock_247623763
 

糖質制限ダイエットが巷で流行し、お米は太る原因とも言われています。そんな悪者にされているお米ですが、最近の研究ではお米を食べるとよく眠れることがわかったそうです。無料メルマガ『e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室』でも紹介していますよ

お米を食べるといい睡眠が取れるんだって?

今日は、お米を食べるといい睡眠が取れるんだって?というお話です。

これまでに、GI(グリセミック指数、食後血糖値の上昇度を示す指標)の高い食品が良好な睡眠の質に関連することが報告されています。金沢医科大学の米山氏らは、日本人男女の集団において、GI値の異なる3種類のデンプン食(米・パン・麺類)の摂取量および食事のGI値と睡眠の質との関連を調査しました。

その結果、高GI食と米の高摂取が良好な睡眠の質と有意に関連する一方、パン摂取量は睡眠の質と関連せず、麺類摂取量は低い睡眠の質と関連することが示されました。

著者らは、これらのデンプン食と睡眠の質における関連性の違いは、各食品のGI値の違いによると推測しています。

本試験の参加者は20~60歳の1848人の日本人男女で、米・パン・麺類の摂取量を自記式食事歴法質問票により評価したそうです。睡眠の質はピッツバーグ睡眠質問票日本語版(PSQI-J)を用いて評価し、全体スコアが5.5より高い場合にpoor sleep(睡眠の質が低い)としたそうです。

  • パンの摂取量は睡眠の質と関連していなかった。
  • 高GI食はpoor sleepのリスク低下と有意に関連していた(傾向のp=0.020)。

へぇ~~?!ごはんを食べるといい睡眠が取れるんですね。

最近、糖質ダイエットの真似事で、夕食にご飯を食べないのが悪いんですね? 夜食にラーメンを食べるのなら、おにぎりを食べた方がよく眠れるんですね。

e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室
読者の質問に、内科医であるドクタースマートがお答えする無料のメルマガです。病気・治療・治療費・健康保険のなど、何でも相談できますよ。
<<登録はこちら>>

 

print
いま読まれてます

  • 夜食にラーメンではなく、おにぎりを食べたほうがよく眠れるらしい
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け