毎週、読者からの質問に適切な答えを提示している『高城未来研究所「Future Report」』。今回はアフリカのボツワナから届いた「遊びながらプログラミングを学ぶのならどのドローンを?」という質問に具体的な機種名、そして動画を紹介しています。
遊びながらプログラミングを学ぶのならどのドローンを選ぶべき?
Question
現在、ボツワナの技術大学で職員や学生にコンピュータの指導をしております。
日本人からすると、ボツワナという国はあまり馴染みがない国の1つだと思います。世界中を回られたという方でも、ボツワナには行ったことがないという方が多い印象です。
高城さんはボツワナに関して、何かイメージをお持ちでしょうか?
また、そんなボツワナの学生に「プログラミングに興味を持ってもらう+教えながら自分自身も楽しめる」何か良い方法は無いかと日々考えています。ドローンを使うのも面白いと思っているのですが、プログラミングの指導を行うのにおすすめのドローンがあれば教えて頂きたいです。Windowsで操作できることと、できるだけ安価なものが希望です。
またその他でも「遊びながら学べる」 何か良いアイデアがあれば是非お願いします。
高城剛さんの回答
ドローンが大変なのは、ハードウエア的なテクノロジーとソフトウエア的なテクノロジーの両方を求められる点にあります。
そこでDJIが先月発売した新製品Matrice100は、ハードウエア的なテクノロジーに悩まされることなく、ソフトウエア的なテクノロジーに集中できるシステムです。
インテルと復旦大学は、このMatrice100を使って、違法駐車を発見するためのドローン実験を行っています。
このMatrice100は大学や研究機関には安価で販売しているのも良いと思います。
英国でも実験的にドローンを使った警備がはじまっていることを考えると、2020年の東京オリンピックの時には、なんらかのかたちでドローンが活躍するのでないでしょうか。
どちらにしろドローン業界は、世界的に人材不足です。現在、米軍が高額でエンジニアの募集をしています。ドローンの良い人材が、アフリカから輩出されると面白いですね。僕がボツワナにいるんだったら、畜産にドローンを活用すると思います。
image by:DJI公式ストア
『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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