立夏も過ぎ、山歩きがいちばん気持ちの良いシーズンが巡ってきました。4月に「帝釈峡」の素敵なレポートを届けてくださった無料メルマガ『里山を歩こう』では今回、初夏を迎えた国の特別名勝「三段峡」を紹介しています。みずみずしい写真に癒されてくださいね。
初夏の西中国山地を訪ねて 広島県山県郡安芸太田町・三段峡
ゴールデンウィークの初日、恒例の三段峡散策に出かけました。
三段峡の緑はすでに初夏の様相になっていました。
キシツツジのピンク色が川岸を彩っています。
渓谷の花は春から初夏へと移り変わっていました。
そろそろシライトソウの花が咲き始めています。
ユウシュンランは最盛期、今年はよく見ることができました。
カヤランは冬の豪雪で多くの株が落ちてしまいました。
それでも残ったカヤランの株が花を咲かせています。
三段峡のカヤランはウラジロガシの幹に着生しています。
もうひとつの着生ラン、ベニカヤランの場所に行きました。
小さい・暗い・高いの三重苦、ベニカラヤンの花はきれいに撮れません。
ベニカラヤンの花に蟻が来ています。受粉に関係しているのでしょうか。
今シーズンの三段峡は花の裏年のようです。
この時期に花の蕾が見られるセッコクに、今年は花芽がついていません。
昨年は見事に咲いたホンシャクナゲは、今年全く咲いていません。
昨年の同時期に撮影したホンシャクナゲです。
それでも渓谷を歩いていると、カジカガエルの鳴き声に癒されます。
鳴き声の方を丁寧に探すと、カジカガエルを見つけることができます。
渓谷のワンドにすむカワムツは水面に落ちる虫を待っています。
今シーズンの三段峡は花が少なく、少し残念に感じました。
『里山を歩こう』
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