仏頂面でコピー取りする新入社員をヤル気にさせた「魔法の言葉」

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新入社員にコピー取りを頼んだら、「自分はそんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃない」などと不満を漏らし、当然やる気も限りなくゼロ…。上司としては大変困る状況ですよね。無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者・吉田こうじさんも、新人時代に同じような気持ちを抱いていたそうです。が、1人の上司にかけられたある言葉でそんな不満は一変、進んでコピーを取るようになり、さらにやる気も格段にアップしたのだとか。いったいどんなひと言だったのでしょうか。

ムスッとした新人を一瞬で変化させたひとことは?

メンタルトレーナーの吉田です。今回は「言葉の使い方」についてです。

この時期、コミュニケーションに苦手意識をお持ちの方は、かなりお悩みを抱える時期です。人事異動で人間関係が変化し、なかなか関係性が築けない…。担当業務が変化しても、恥ずかしくて仕事の質問ができない…。新人さんの育成を任されて、自分の仕事のペース配分を乱されてしまう…。

こんなふうに、環境の変化に伴って、自分のコミュニケーションパターンが通用しなくなって困ってしまうなんてことはよくあることです。人付き合いがもともと苦手という人も、自分なりのコミュニケーションスタイルを確立している人も、必要な場面で必要なコミュニケーションができないと、いろいろな問題を発生させてしまいますよね。

さて、相手に影響を与え、相手を動かしたいと思うなら、まずは相手にとってのメリットを伝えるというのがセオリーです。

僕が新入社員だったころ、よくコピー取りを任されました。仕事を覚えてませんから、こうしたことから積み重ねるのは当たり前なんですが、単純作業が嫌いな僕としては、すごく不愉快だったし、やる気が落ちちゃうんです。

「なんで、こんなこといちいち俺がやらなきゃならないんだ?」
「俺はもっとカッコイイ大きな仕事がしたいんだ」

と心の中では不満たらたらなんです。実際、休みの日なんかは、「どこかいい仕事ないかな~」と求人雑誌を読んだりしてましたから…。

ですが、そんな僕の様子を知ってか知らずか、ある日、僕に声をかけてくれた人がいたのです。その人は鈴木さんという人です。少し前にも何回か登場した、僕のメンターの1人です。

ある日、ブスッとした態度でまたコピーをとっていたとき、僕に鈴木さんが声をかけてきました。鈴木さんにかけられた言葉で、僕は俄然コピーが大好きになっちゃったんです。それどころか、進んで「コピーさせてください!」とお願いまでするようになったのです。

さて、ここで問題です。鈴木さんは僕にどんな言葉をかけてくれたのでしょうか? 鈴木さんは、僕に対してどんなメリットを伝えたのでしょうか?

もしも、あなたが僕の先輩や上司であれば、ブスッとしてコピーをとっている僕に対して、どんなふうに言葉をかけて、僕をやる気にさせますか?

これが見事正解した方には、「人たらし」の称号をプレゼントします(笑)。

ヒントとしては、

  1. 当時は入社して3ヶ月程度
  2. 職場ではOJTなど新人を教育する体制があまり整っていなかった
  3. カッコよく仕事をしたいという僕の価値観を知っていた

こんな感じです。

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