3月9日朝9時半から4年ぶりの天体ショー。日食が日本でも見られる

shutterstock_281485016
 

2012年、国内で25年ぶりとあって大きな話題となった金環日食。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』によると、3月9日にも日食が日本で見られるのだそうです。前回ご覧になった方も見逃してしまった方も、記事内の「ベストな時間帯」をチェックし観察のご準備をされてみては?

3月9日は日食!

3月9日に皆既日食が起こります。と言っても、皆既食が見られるのはインドネシアなどの一部の地域限定で、日本国内では部分食となります。

日食は、地球と太陽の間を月が横切ることで起こります。月の大きさは直径約3,500km、距離は約38万kmです。太陽は直径約139万kmで、距離は約1億5,000万kmです。

少々数字を丸めましたが,太陽と月を比べた時

  • 大きさ:太陽は月の約400倍大きい
  • 地球からの距離:太陽は月の約400倍離れている

ということで,地球から見た時に太陽と月の見た目はほぼ同じくらいの大きさになるのです。

ですから、地球と太陽の間を月が横切って、それがぴったり重なった時には皆既日食になります。

※月が少し遠くなった時には見た目が少し小さくなるので、「金環食」になります。

月の方がもっと近くて大きく見えるか、太陽がもっと遠くて小さく見える時には、ほぼ皆既日食のほうが多くなりますが、残念ながら地球からは皆既日食になる機会は非常に少なく、エリアも限られています。

今回は日本からは部分食が見られます。南ほど大きく欠けます。太陽の面積で比較すると

  • 沖縄:約22%
  • 東京:約15%
  • 札幌:約5%

という感じで月に隠されます。

食の始めも南から早く始まります。那覇では9時半から、東京は10時12分、札幌は10時半を回ってから。一番欠けて見えるのは那覇で10時半ごろ東京で11時8分札幌では11時18分です。

2012年5月に金環日食がありましたが、その時に「日食観察用」のサングラスがたくさん売れました。その時に買われた方もいらっしゃると思いますが、今回の部分食でも必ず使ってくださいね。「部分なんだから大丈夫だろうなんてことはありませんので。目を痛めると大変です。しっかりガードして観察してください。

皆既食や金環食ほどの興奮はなくても、月の丸さを改めて実感したり、太陽と月の距離を感じたり、人それぞれ何か発見があるはずです。

3月9日のお昼前後です。ちょっと早めにお知らせしておきますので、どこで観察するか、今のうちに下見などしておきましょう。

image by: Shutterstock

 

1日1粒! 「幸せのタネ」
「楽しく豊かな人生」を送るために役立つさまざまな気づきを,「学び」をキーワードに「幸せのタネ」として毎日お届けします。
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • 3月9日朝9時半から4年ぶりの天体ショー。日食が日本でも見られる
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け