意外。臆病な人ほどビジネスマンとして大成するこれだけの理由

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マイナスイメージが強い「臆病者」という言葉ですが、実はビジネスマンにとっては必要な資質のひとつで、成長に欠かせないものなんだそうです。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』に、成長と臆病さの関連についてが詳しく記されています。

ビジネスマンに必要な資質

今回は自分の中の「臆病さ」にスポットを当てます。

私は仕事が滞ると、自分を奮い立たせるために臆病を演じるのですが…。

あらゆる成長プロセスは上下に均一の山を描く正弦曲線です。成長は単純に右肩上がりの一直線ではなく、一進一退を繰り返し、上下に揺れながら向上するものです。その波に伴う感情は山側が「自信」、谷側が「不安」であり、成長にはどちらも必要です。

例えば子供を教育するとき、ほめて伸ばせば自信がつきますが、それだけでは自信過剰で問題を人のせいにする子供になってしまいます。一方、叱り過ぎれば失敗の恐怖から行動力を失い、自己不信な子供になってしまいますが、適度な不安や恐怖はその子が谷から大きくジャンプするためのエネルギーとなります。成長プロセスをうまく進めるには、こうした感情の波の間隔を縮め、全体として右肩上がりになるようにうまくバランスを整える必要があります

で、大人になったら誰かに叱られるのを待っているわけにはいきません。だから自己成長のエネルギーを自ら調達する必要があります。この時使うのが適度な不安やプレッシャーなのですが、それを生み出す自身資質が、臆病さ」なんですね。臆病さがあるから将来の問題に不安や恐怖を感じて行動を生みます。それは自分のお尻に火をつける着火剤のようなもの。不安や恐怖は安全の欲求を犯し本能を刺激しますから、その後押しを受けることで普段よりも高い生産性の仕事が出来るんですね。

普段から自分の仕事に臆病のスパイスを持てば、最悪を想定する力によって用意周到になり、自分に足りないものを持とうとします。行動スピードも、情報収集のスピードも上がり、仕事の密度もアップしていきます。

臆病者は多くのことを怖がりますが、その怖さを乗り越えようと頭を使いますから賢いんです。この臆病なスパイスはもはや才能のひとつといえます。

ビジネスマンに必要なのは、持って生まれた性格や話術、頭の回転の速さなどと思われがちですが、ホントに重要なものとはそうした細かいスキルの上位概念にある、こうした臆病さや好奇心のような要素なんですね。

image by: Shutterstock

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