難しそうなイメージのある魚の煮付けですが、実はとても簡単にできる方法があるんです。無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ！』で現役板前のgatugatu佐藤さんがレクチャーしてくださっている調理法なら失敗知らず。まずは週末、レシピ通りに作ってみてください、奥さんのあなたを見る目が変わりますよ。
誰でもできる旨い魚の煮付け！ カレイのあっさり煮付け
gatugatu佐藤です。今回は、「もっとも簡単に手に入る魚で、もっとも簡単にできる魚煮付けの方法」を伝授します。
あなたは、「魚の煮付けは難しい…」という概念を持っていませんか？ もし、その考えをお持ちなら、今すぐ脳みそから消去して下さい。私のブログを長期に渡ってみて下さっている方は、すでにその「魚煮付けの方法」をマスターしていることと思います。
「煮つけなんか簡単じゃ！ どんな魚でも煮付けにできるから！ ちょろいもんよ」
このように思えるほど、一度マスターしてしまえば魚の種類が変わっても方法は同じなので、簡単に旨い煮付けが作れます（「ちょろいもんよ」の方は おさらいのつもりでみてください）。
この方法は、 特に「白身の切り身の魚」に向いた煮付けのやり方で、「３：４：１：１」の割合の煮汁で作る方法。これさえ頭にインプットしておけば、カレイでも、タイでも、たらでも美味しく煮付けることができます。シャケ、サワラの切り身でも旨い！
「３：４：１：１」の割合の煮汁とは、「水４、酒３、みりん１、醤油１」を合わせ、後は砂糖であなたの好みの甘味に調節（砂糖の量はレシピ内で目安量を伝授！）。で、あっさりの煮付けにするために醤油は薄口醤油0.8、濃口しょう油0.2で「１」とします。薄口醤油を多めに使うことで、あっさりの煮付けにできます。例えば、50ccくらい入るお玉を使って、鍋に水、調味料を測って入れていくわけです。水４杯、みりん３杯、薄口醤油0.8、濃口しょう油0.2を順に入れ、鍋に合わせるのですね。この煮汁が沸騰したところに「切り身の魚」をぶち込んで10分焚くだけ。
割合の煮汁なので味が安定してます。
「醤油入れすぎて辛すぎた！」
「砂糖入れすぎて甘い！！」
などの失敗を避けることができます。簡単に、だれにでもできる「必殺！ の魚煮付けの方法」です。この方法は、今現在、私が現場（店）で使っている方法。魚の煮つけがオーダーで入れば、「３：４：１：１」の割合の煮汁で焚きます。忙しすぎて目を離し、焦がしてしまうことがなければ、失敗することはないです…。この方法で、お客さんに「旨い！」と喜んでもらっています。詳しい方法は、レシピ内で暴露しています。すぐにみてください！
【材料】
カラスカレイ…２切れ（150g）
厚揚げ…半分
しょうが…５枚（チューブのおろし生姜でも可）
刻みネギ…少量
★煮汁（「３：４：１：１』の割合になってます、切り身１～３枚ならこの量が目安です。）
清酒…120cc
水…90cc
淡口醤油…25cc
濃口醤油…5cc
みりん…30cc
砂糖…20ｇ
（30cc入るおたまで「３：４：１：１」）
お酒は、必ず料理酒ではなく、清酒を使って下さい。そのほうが絶対美味しくできます。使い切りたい場合は、180ccのカップ酒でしたら100円～150円で売ってます。
１．カレイは、水で軽く洗って水気をきり、厚揚げ１/２分を２等分に切ります。
しょうがは、３mmくらいの輪切りを５枚切ります。水でさっと洗っておきます。鍋に煮汁の水と調味料を入れます。強火で沸騰させ、砂糖が溶けた（おたまで混ぜる）のを確認したら、カレイをそろっ～とぶち込んで、厚揚げ、生姜も入れます。
２．再度沸騰してきたら中火にします（沸騰の細かい泡が軽く吹き上がっている状態の火加減です。弱すぎても駄目です！）。
「あく」が出ますので３回～４回すくい取ります。そのまま10分煮て、煮詰まったら出来上がりです！
３．フライ返しなどの道具を使って、お皿に崩れないように盛り付け、煮汁をかけて、刻みネギをのせたら完成です！
「３：４：１：１」の割合の煮汁の分量をマスターしてください！ 煮汁を沸騰させ、そこへ魚をぶち込んで煮る！ これだけです！あなたにも簡単にできますよ！
出来上がって数時間おいて、もう１度温めて食べるほうが、味がしみ込んでさらに美味しく食べられます!! タイやサワラの切り身の魚を使えば、下準備の手間がかからず簡単に煮付けができますよ！