【無人島通信】父は黙って子を見守り、子は焚火を起こす―男旅のススメ―

2015.02.27
by kousei_saho
田島© Simone Werner-Ney - Fotolia.com
 

今年も福岡から友人のHさんが中学生の息子2人と2泊3日の日程で田島にやって来ました。あえてお母さんは連れてこない男だけの旅。名づけて「男旅」です。

Hさんはボランティアで子どもたちにキャンプや野外活動を指導している野外活動の専門家です。田島に来るお客さんでアウトドアの経験が少ない方には田島スタッフが火起こしなど基本的なことはお手伝い(教えるだけですよ)していますが、この親子は何でも自分たちで出来るのでお手伝いすることがありません。

田島6-1

薪拾い、火起こし、食事の準備は2人の息子たちがてきぱきと動きます。お父さんは横で黙って見守ります。ドラム缶風呂に入ろう!と息子たちを誘いますが、2人は乗って来ません。お父さんは一人で井戸から水を汲み、薪を拾いお湯を沸かしていました。人生初のドラム缶風呂は格別だったのではないでしょうか(結局息子たちはドラム缶風呂に入らず。モッタイナイ!)。

この日は風もなく海はこれでもか!というくらいの凪だったので、カヤックで大村湾の対岸にある川棚町大崎半島まで足を伸ばしました。男旅カヤック編です。昨年は初めてのシーカヤックと波が少々立っていた為ひやひやしましたが、今年は何の問題もなく長距離を漕ぎ切りました。夢はいつか親子でカナダのユーコン川を旅すること。叶うといいですね!

田島6-2

今年は手作りベーコンを作るべく、お母さんが下準備した豚肉と燻製器と桜のチップを持参です。5時間程燻してベーコンの完成です。お裾分けをいただきましたが最高に美味しかったです!

夜は満天の星空の下で焚火を見つめながら、息子たちに昔の恋話をせがまれたようです。普段の生活ではじっくりと話をする機会も少なく、貴重な時間だったようです。僕もちょこちょこキャンプサイトにお邪魔してお話をしたのですが、ほんとうに邪魔したかもしれません。反省です。

田島6-3

星空の下で焚火を囲み、焚火で料理を作る。決して派手ではない時間ですが、たまにはこのような時間もいいのではないでしょうか?アウトドアに自信がない方は田島スタッフがサポートいたします!男旅、女旅、家族旅しましょう!

 

information:

『大村湾~無人島~滞在記「田島」』
長崎県の大村湾に浮かぶ無人島・田島の公式HP。2013年夏に“自然体験リゾート”として生まれ変わったこの島の魅力を、土門拳文化賞受賞フォトグラファー・山頭範之氏の美しい写真で紹介。

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