香港で落札された3.8億円の絵画、誤ってゴミ箱行きか

[香港 9ロイター] -香港のオークションで2880万香港ドル(約3億8000万円)の値を付けた絵画が行方不明になっており、9日付の現地紙は、清掃員らが不注意で捨ててしまった可能性があると報じた。
行方が分からなくなっているのは、中国人芸術家の崔如琢氏が2012年に描いた水墨画「山色蒼茫醸雪天」。警察によると、オークション開催日は7日で、競売元のポーリー・オークションからは8日午後になって紛失の届け出があった。
香港の日刊紙・明報によると、警察がオークション会場だったグランド・ハイアットの監視カメラの映像を調べたところ、問題の絵画を清掃員が運んでいる場面が映っており、捨てられたとの懸念が浮上している。
ポーリー・オークション香港からのコメントは今のところ得られていない。また、清掃員が誤って捨てたとの報道内容について、警察の確認も取れていない。

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