「大変だ」と何か状況が悪くなるたびに愚痴っていませんか? 戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、メルマガ『ビジネス真実践』でネガティブをポジティブに変換する方法を教えて下さいました。これを読んで「状況の捉え方」をちょっとだけ変えるコツをつかめば、驚くほど前向きになれるはずです。
ネガティブを変換する
「やることが多くて大変だ」
「残業続きで大変だ」
「初めてのことで大変だ」
「近くに競合店が出店してきたぞ、こりゃ大変だ」
「競合他社が新商品を発売したぞ、こりゃ大変だ」
「お客様からのクレーム対応、大変だよな」
「お金も時間もなくて大変だ」
など、大変なことというと、どうしてもネガティブに捉えがちですよね。
しかしながら、大変という言葉は「大きく変わる」と書きます。ですので、「大変」という言葉そのものを考えてみるとネガティブなことでもポジティブに捉えることができるのです。
たとえば、
「やることが多くて大変だ」
→これらをこなすことができれば自分は大きく変われる。
→仕事の取り組み方を大きく変えることができる。
「残業続きで大変だ」
→今は残業続きだけど、これを乗り気ったら大きく変われる。
→残業になってしまうという環境や仕組みを変えるきっかけに。
「初めてのことで大変だ」
→初めてのことをやることで大きく変われる。
→初めてだからこそ大きく変われるチャンス。
「近くに競合店が出店してきたぞ、こりゃ大変だ」
→近くに競合店が出店してきたことで、うちも負けていらない。これはうちにとっても大きく変わるチャンスだ。
「競合他社が新商品を発売したぞ、こりゃ大変だ」
→ライバルが新商品を発売したなら、当社でも何か考える必要はある。当社にとっても大きく変わるタイミングだ。
「いつもお客様からのクレーム対応、大変だよな」
→お客様からのクレーム対応をすることで、問題点や課題点を掌握することができる。ということは、これまでのあり方を大きく変える必要がある。
「お金も時間もなくて大変だ」
→お金や時間の価値、使い方など、これまでの自分のあり方を見直すことで大きく変える必要があるということがわかる。
→お金や時間がないなら、ないなりに知恵を絞り、工夫するなど思考や行動を大きく変えないといけないことが分かる。
いかがでしょう? 大変だといっている事態や状況は、実は大きく変える(変わる)ことの出来るチャンスやタイミングであったりするということです。
要するに、「大変」という言葉は大きく変わるためのサインなのです。
今後、大変という言葉が口をついて出来てたときは、ネガティブに捉えず、大きく変われるチャンス、タイミングであるというように意識してみると良いでしょう。
また、そのことをあなたの周りの人にも、ぜひ教えてあげてください。
今日のまとめ
『大変という言葉は大きく変わると書く』
・現在、大変だと思うことを列挙する。
・列挙したものを本文の「→」に倣って、大きく変わる(変える)チャンスやタイミングであるということを明確にする。
・周りの人で「大変だ。」と言っている人にもそのことを伝える。
image by: Shutterstock