世界最小の雑誌表紙、塩粒2000分の1の大きさ

An image of smallest magazine cover in the world commissioned by National Geographic Kids is seen in an undated handout
 4月25日、スイスにある米IBMの研究所が、塩粒の2000分の1の大きさの彫り物ができる技術を開発し、世界最小の雑誌の表紙を制作した。写真はポリマーに彫られた雑誌表紙の画像。提供写真(2014年 ロイター)
[チューリヒ 25日 ロイター] - スイスにある米IBMの研究所が、塩1粒の2000分の1の大きさの彫り物を制作できる技術を開発し、世界最小の雑誌の表紙を制作した。
制作されたのは、11×14マイクロメートル(1マイクロメートルは0.001ミリメートル)の大きさで、先月発行されたナショナル・ジオグラフィック・キッズの表紙。3Dプリンター技術に似たテクノロジーを使用してポリマーに画像を彫り込んだという。
この機械の発明者の1人である科学者のUrs Duerig氏は「ナノレベルで岩を彫るような感じ」だと語った。機械は冷蔵庫ほどの大きさで、コストは約50万ユーロ(約7000万円)。
この技術はトランジスタの製造のほか、貨幣や旅券、アート作品の偽造防止などに使用することが可能だという。

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