【メディア】「イスラム国」人質事件で自粛した「笑点」「KAT-TUN」

2015.01.26
by szy
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「KAT-TUN」「凜として時雨」「暗殺教室」「笑点」が人質事件で影響受ける

未だ解決の糸口さえ見えない、過激派組織「イスラム国」による日本人拘束事件だが、この事件の影響が、音楽番組、アニメ、バラエティーなどにも波及している。

テレビ朝日で23日に放送された「ミュージックステーション」では、男性アイドルグループ「KAT-TUN」が新曲『Dead or Alive』を歌う予定だったが、国際情勢に配慮してか、急遽、同シングル曲のカップリング『WHITE LOVERS』に変更した。

また、同番組ではロックバンド「凜として時雨」が新曲『Who What Who What』を演奏したが、その際も歌詞を「血だらけの自由」から「幻の自由」へ、「諸刃のナイフ」から「諸刃のフェイク」へ一部変更した。これについて「凜として時雨」のTwitter公式アカウントでは『昨今の状況を鑑み、メンバーと番組サイドで協議し、歌詞を一部変更して演奏いたしました』と発表している。

「凜として時雨」Twitterオフィシャルアカウントより

「凜として時雨」Twitterオフィシャルアカウントより

フジテレビでも23日深夜に放送予定だったアニメ「暗殺教室」の第3話が放送休止になった。アニメの公式サイトでは「情勢に配慮し放送を見送らせていただくことになりました。何卒ご了承の程、宜しくお願い致します」と説明している。

暗殺教室

フジテレビ「暗殺教室」公式サイトより

さらには日本テレビで25日に放送された「笑点」にも事件の影響が。この日「笑点」の演芸コーナーには三宅裕司と小倉久寛が出演し、コントを披露する予定だったが、急遽変更に。どうやらコントが今回の事件を想起させる要素があったらしい。お笑いコンビ「ビックスモールン」のネタに差し替えられた。

日本人らしい思慮深い反応のようにも思えるが、Twitterなどではこの対応に対し、過剰すぎるとの声も上がっている。自粛の是非はともかく、一刻も早い人質の解放、事件解決が待たれるところだ。

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