「同じことが出来るか?」英EU離脱を批判する、何もしない日本人

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連日報道される英国のEU離脱騒動。日本企業も多く進出しているイギリスの先行きが不安定になった今回の離脱を、日本のマスコミや識者は批判的な目線で「問題」として捉える意見が多数派です。メルマガ『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』で著者の加藤健二郎さんは、このような論調を「敬意を払う心が乏しすぎる」とバッサリ。英国人はそこまでバカではなく、むしろ日本人にとっては教訓とすべきであると持論を展開しています。 

英国EU離脱~他国を尊重しない日本人

EUからの英国離脱。これを日本の多くのメディアは「英国EU離脱問題」として、つまり「問題」として扱っている。英国人が英国の将来を自分たちの投票で決めたその結果に対して、尊重し敬意を払う心が乏しすぎる。カトケンの周辺にも、英国の選択に批判的な日本人が実は意外と多い。

英国人が決めたことに対して、地球の裏側の日本から、偉そうに批判する、キミたちはそんなに偉い人だったのか、そんなにEUのことも英国のこともよくわかっている人だったのか、知らなかったよ・・、と言いたくなる(実際に言った)。

カトケンはたまたまバグパイプ奏者であるがため、2年前のスコットランド独立投票のころから、そこそこの関心を持ち、EUに関する専門書なども含め、ちょっとは勉強していた。もちろん、英国人に説教したり批判したりできるほどの知識はないので、そこ過程で知ったEUと英国の諸事情については、ここでは書かない。他の偉い人たちがあっこっちで評論しているから、カトケンごときが書く必要もないでしょう。

少なくとも、カトケンとして「英国人のEUからの独立」という決断は、勇敢な選択であり、これから、イバラの道を英国単独で突き進んでいく覚悟にはエールを送りたい。

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