「目的」と「目標」の区別のつかない上司が会社を潰す明確な理由

inshoku20171212
 

「売上ノルマ」「利益目標」…言葉は違えど、企業や店舗を運営する上で必ず設定されるのが「目標」。「今月はまだ売上目標達成していないぞ!」と上司に怒られた経験がある方もいらっしゃるかと思います。しかし、今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、「目標に重点を置きすぎる話をする組織は危険」と警鐘を鳴らすとともに、経営者は目標ではなく「目的」に主眼を置いて従業員と接することが重要、と説いています。

「目的」と「目標」の違い

「目的」とは、成し遂げようとする事柄、簡単に言えば、「何のためにとか理由」という意味になりますね!「お客様のために」という使い方をしますね。一方、「目標」は、道標マイルストーンであり、こちらは数値で表すことができます。

「目的」と「目標」の違いをよくダイエットの話に例えられますが、ダイエットの「目的」は、健康的な体にするためとか、女性にモテるためと表現でき、「目標」は、体重を●kgにする、と数値目標で表すことができます。

例えば、ダイエットの目的が「自分の体を健康体にすること」であれば、体重が減りすぎても意味がありません。自分にとっての適正体重があり、その体重に減らすことが目的であり、体重はあくまで「目安」であり、「結果」にしかすぎません。

さて、皆さんのお店では、この「目的目標を意識されていますか? 意外に店長会議や普段の会話では「目標に重点を置きすぎた話をされていることが多いように感じています。

実はそんなお店はとても危険!

なぜなら、先ほどのダイエットの例で話したように、「目標」は結果にすぎず、最も大切なのは、自分たちの「目的」を明確にし、目的達成のために行動することが大切だからです。

print
いま読まれてます

  • 「目的」と「目標」の区別のつかない上司が会社を潰す明確な理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け