武田教授が指摘。軍隊を悪と思う日本人が多い訳は「朝日」にあり

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国や家族を守るために軍隊はあり、日露戦争の頃であれば、戦わずして占領された場合には100倍の国民が犠牲になっていたと指摘するのは、『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』の武田邦彦中部大学教授です。軍隊の存在を悪と思っている人が多いのは、朝日新聞が自らの過ちを隠すために戦争の責任を日本軍に擦り付けたからだと断じる武田教授は、戦闘機F35を105機購入のニュースに接し、大人になって初めて安心したと告白しています。

軍隊を否定する人々は、軍隊の真の意味を理解していない

日露戦争のさなか、当時の人気詩人、与謝野晶子が「君、死に給うことなかれ」という詩を発表し、満州で戦う弟を思う気持ちを吐露したと評判になりました。今でも時折、「反戦」の一つのシンボルとして話題になることがあります。 歴史には「もし」がありませんから、むつかしい問題ですが、もし日本が日露戦争を戦わなければ、日本はロシアに占領され植民地となり、最低でも婦女子を含めて500万人程度は殺戮され、日本で生まれた富の多くがロシアに持っていかれて悲惨なことになったでしょう。

これは単なる推察ではなく、大東亜戦争後のソ連による日本人の抑留では約60万人が抑留され、6万人が死んでいる。またイギリスのインド支配では100年間に2億人の人口のうち、約2000万人が犠牲になったとされています。いずれにしても、植民地や抑留という場合、人口の10%が殺害されるのが普通です。

明治の終わりの人口が約5000万人ですから、もしロシアに占領されていたら日本人は500万人ぐらいが殺害されていたということになるのです。日露戦争の日本軍の戦死者は5万人余ですから、兵士は1人で100人分の命を救ったことになります。

当然のことですが、「軍隊」というのはその国を守るために存在するのですから、軍隊が国民の代わりに戦って死ぬもので、もし軍隊が戦うのと、戦わない場合と死者の数が同じなら、どの国も軍隊など持つはずもありません

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