カレーは、インドの伝統医学に基づいた身体にイイ「魔法の粉」

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今年は記録的な猛暑が続き、最初は話題を集めた最高気温40度超えも、ニュース番組での扱いがすっかり小さくなりました。こんな気候が続くとさすがに食欲も落ち、夏バテで疲労も蓄積します。そんな時に強い味方となってくれそうなのが、「辛い物」です。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、辛子やカレーの嬉しい健康効果を紹介しています。

からし色の辛子で肥満防止

からしには、食欲を高める効果があり、鼻にツーンとくるような辛味は、アリルイソチオシアネートという成分なのだそうです。

からし種子の粉末に水を加えると、そこに含まれているシニグリンという成分が、酵素と水分で化学反応を起こしてアリルイソチオシアネートが生成され、この香味成分が唾液の分泌を促したり、胃を刺激したりするので、食欲が増進されるということらしいです。

また、このアリルイソチオシアネートには、細菌の増殖を抑制する作用もあり、食中毒予防にも効果があるそうですが、揮発性の物質なので、練りからしにしてから時間が経つと失われてしまうため、食べる直前に作るのがおすすめなのだそう。

黄色いカレーで食欲増進

カレーには、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」に基づいた香辛料が多く使われ、一般的なカレーでも20~30種類のスパイスが使われていて、漢方に通じる薬効がたくさんあるのだそう。

脂肪が気になる方には、ブラックペッパー、ジンジャーなどの辛味成分が、血行をよくして代謝を促進してくれるのでおススメらしいです。

カレーに使われるスパイスには、共通して発汗、健胃、抗酸化作用があり、発汗作用で新陳代謝を高め、食欲を増進させ、胃腸の働きを高め、疲労を回復するなどの効能を持っているので、夏場の食欲が落ちやすい時期には特にお勧めとか。

また殺菌作用も高く、食べ物の腐敗を防ぐ効果もあるそうです。

ただし、市販のカレールウには脂肪が多く含まれているので、気になる方は、本格的にスパイスをブレンドしたり、カレー粉を使って自分で作ってみてはいかがでしょう。

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