中高年ひきこもり、61万人の衝撃。若年層上回る現実にSNSで賛否

2019.03.29
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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内閣府が29日、40から64歳までの中高年の引きこもりの人数が61万3000人という推計値を公表し、ネット上に衝撃が走っています。中高年を対象とした調査は初めてのことで、76%以上が男性、きっかけは「退職」が最も多いということです。

期間は7年以上が46.7%で最も多く、中高年の男性が仕事を退職後に「引きこもり」になっているという隠れた実態が初めて浮き彫りになりました。

内閣府は「引きこもり」を、家からほとんど出ない状態に加えて、趣味の用事や近所のコンビニ以外に外出しない状態が6カ月以上続く場合、と定義。

2015年の調査で推計した15から39歳の54万人を上回り、若年層よりも中高年の引きこもりが深刻化していることが判明しました。

就職氷河期世代(ロスジェネ)にあたる40~44歳の3人に1人は「20~24歳」で引きこもり状態になっているとのことで、就活がうまくいかなかったことが引きこもりの原因になっている可能性もあるということです。

この公表結果を受けて、ネット上では、「引きこもり=青年の問題という決めつけで放置した政府は責任を取れ」「そもそも引きこもりの定義が曖昧だ」「孤独死するより引きこもって生きていけるだけマシ」など、さまざまな声が挙がっています。(随時更新)

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