心に傷を残し資産価値下げる孤独死からマンション住民を守る方法

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急速に少子高齢化が進みつつある昨今、一人暮らし老人の認知症罹患や孤独死は大きな社会問題となっています。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、マンション住人の高齢化対策について、著者でマンション管理士の廣田信子さんが具体的なチェックポイントをあげながら、解かりやすく解説しています。

高齢者の見守りって何に気を付ければいいの?

こんにちは!廣田信子です。

マンション内の高齢化、高齢一人暮らしの増加とともに、認知症病気孤独死等の不安が増え、管理組合としても何かしなければ…と考えるマンションも多いと思います。それを、「高齢者ふれあい活動」として、担当理事を置いて、活動されている団地の紹介が先日の講座が、ありました。

その中で、一般に「見守り」と言っている「ふれあい活動」の具体的な内容が、誰もが心がけることとして参考になると思いますますので、少しアレンジしてご紹介したいと思います。具体的に何に気を付けるかが分かっていると、誰もが取組やすいと思います。

認知症の方に気が付くために…

  • 日常的な「あいさつ」をしても反応がない
  • 話をしていて会話がかみ合わない
  • 約束を覚えていない

孤独死を防ぐ、又はすぐに発見するために…

  • お隣の住戸の玄関扉を開ける音、人が出入りする気配がない
  • 集合郵便受けに、新聞やチラシが溜まっている
  • 玄関の郵便受けに、新聞やチラシが溜まっている
  • 上の階、又は下の階から物音・生活音がしない
  • 何日も、バルコニーに洗濯物が干されていない、又は干しっぱなしになっている
  • 夜間、雨の日に、窓が開けっぱなしになっている
  • 繰り返し訪問、連絡しても反応がない
  • 前を通りかかると異臭がする

近隣の気配を感じるかどうかは、マンションの構造、その人の生活状況によって違うので、まず大事なのは、日常の状況を意識しておくこと。その日常と違う状況が発生したら、それを見逃さないということだと思います。

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