スイーツは大流行してるのに、なぜ洋菓子店は潰れているのか?

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一昔前、特別な存在だった洋菓子店。何かのお祝いや記念にケーキを買って帰るのが定番だったのですが、今やその洋菓子店が次々と閉店に追い込まれています。スイーツは大流行しているというのに、なぜこのような事態となっているのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者の佐藤きよあきさんが、その理由とこれからの洋菓子店がとるべき戦略を紹介しています。

スイーツ流行りなのに、なぜ洋菓子店が潰れるの?

いま、街の洋菓子店が次々と閉店に追い込まれています。消費者によるケーキ離れ?いや、何年も前からスイーツが流行っており、行列店もたくさんあります。では、なぜ閉店しているのでしょうか。

ひとことで言うと、競争に負けてしまったのです。そのライバルとは、洋菓子店ではなく、コンビニ及び新興勢力のパン屋さんです。

コンビニは、説明するまでもなく、次々に話題となるスイーツを出し、気軽に、しかも安く買えるところが魅力となっています。新興のパン屋さんとは、高級食パンやコッペパンの専門店のことです。食パンがケーキと競合するとは考えにくいかもしれませんが、生食でも美味しい食パンはおやつとして食べる人も多いのです。

焼きたての食パンは、その場ででも食べたくなる魅力を持っています。よって、買ってすぐに食べてしまうのです。コッペパンには、惣菜系もありますが、あんこやジャム、生クリームなどが多いため、おやつとして食べられます。こうした“新しいおやつ”が台頭してきたが故に、洋菓子店を利用する人の絶対数が減ったのではないでしょうか。

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