100h超えの労働時間を放っておくと「二つ」の法律違反になる

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残業時間や有給休暇についての改正は多く取り上げられていますが、実は働き方改革関連法に基づいて改正されているのはそれだけにとどまりません。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、こちらも改正となった労働安全衛生法の項目を詳しく紹介しています。

健康情報の分類

働き方改革関連法に基づき、労働安全衛生法も改正された。法改正の目的は、

  1. 長時間労働やメンタルヘルス不調などにより、健康リスクが高い状況にある労働者を見逃さないため
  2. 産業医による面接指導や健康相談等が確実に実施されるようにし
  3. 産業保健機能を強化するとともに、産業医の独立性や中立性を高めるなどにより
  4. 産業医等が産業医学の専門的な立場から労働者一人ひとりの健康確保のためにより一層効果的な活動を行いやすい環境を整備するため
  5. 産業保健機能の強化を図ることを目的

ということだ。


新米 「今度の働き方改革関連法、労基法だけでなく安全衛生法についても、いくつか対応していかないといけないんですよね?」

大塚 「そうなのよね。安衛法は情報がはいってくるのが、労基法に比べては遅いわよね。私、安全衛生法は、どっちかっていうと、苦手だわー」

新米 「あっ、そうなんですかぁ?鬼トレーナーの弱点発見!って感じです(^^)」

大塚 「何をニヤニヤしながら、ヤッター!みたいに言ってんのよ!もっとも私の苦手レベル以上にあんたの知識はまだまだ及ばないからねっ!」

新米 「あちゃー、それを言われちゃぁ、おしまいです!まだまだトレーナーにはかないませんから」

E子 「はいはい、いつまでも二人でじゃれ合ってないで、仕事に戻ってねぇ。新米くんは、さっさと成長して、得意分野では大塚トレーナーを負かしちゃいな!」

新米 「はいっ、わかりました!と言いたいところですが、うーん、なんとか頑張りますです…」

深田GL 「その安衛法だけど、産業医や産業保健機能の強化が目的で、面接指導の要件や長時間労働者の健康確保などを周知したり、就業規則に盛り込んだりさせていく必要があるんだ」

大塚 「健康診断などの健康情報の取扱いも少し変わるんですよね?」

深田GL 「うん、健康情報は明確に3つに分けて取り扱うことになったんだよ」

新米 「3分類ですかぁ」

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