【荻窪】ラーメン官僚が夢中で丼を空にした醤油らぁめん【迂直】

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日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・荻窪「迂直」(うちょく)の醤油らぁめん。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、あざとくなく上品と表現した、迂直の醤油らぁめんのお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】迂直

迂直@荻窪にて、醤油らぁめん。

2018年12月22日にオープンしたばかりの荻窪の新店。

結論から先に申し上げると、こちらの『迂直』は、『銀座八五@東銀座』『うお青@万願寺』と並ぶ、2018年下半期オープン組の中ではかなりの有望株。

今回、店主とお話する機会は得られなかったが、広く出回っている情報によると、『麦苗@大森海岸』や『飯田商店@湯河原』の店主と親しい関係だとか。

店舗の場所は、各線荻窪駅から徒歩5分程度。

同年6月に惜しまれながらも暖簾を畳んだ名店『中華三益』の跡地と言えば、ピンと来る方もいらっしゃるのではないだろうか。

オープンを機に内外観は一新されており、創業半世紀を誇った『三益』時代の面影は見当たらない。

が、小綺麗な日本料理店風の外観からはセンスの良さが感じられ、扉を開ける前から期待を抱かせるに十分だ。

同店が提供するのは、「鰹昆布出汁醤油つけ麺」と「醤油らぁめん」の2種類及びそのバリエーション。

少し迷った末に「醤油らぁめん」を注文。

待ち時間5分弱で、注文の品が供された。

まずはスープをひと口啜ってみる。

新潟県産の地鶏を主軸とした動物系出汁に、鰹や昆布から丁寧に採った魚介出汁を絶妙なバランスで合わせた、淡麗醤油タイプ。

ただ、お手本・スタンダードの域に留まらず、鶏の滋味を出汁と油にしっかりと溶け込ませ、パンチのあるカエシとシンクロさせるなど、店主ならではの工夫(店主らしさ)が垣間見える。

オープンしてまだ日が浅いにもかかわらず、しっかりと内容に個性を投影させることができるのは力量がある証拠であり、高評価に値する。

出汁のうま味の演出があざとくなく上品である等、うま味の作り方が繊細・精緻である点も、好印象に拍車を掛ける。

気が付けば、丼を空っぽにしてしまっていた。

うん、これは満足度高いわ。ごちそうさまでした!

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DATA

迂直

営業時間 11:30~15:00

住所 東京都杉並区天沼3-10-16-102

定休日 水曜

田中一明(通称・ラーメン官僚かずあっきぃ)

田中一明(通称・ラーメン官僚かずあっきぃ)

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1972年11月生まれ。高校在学中に初めてラーメン専門店を訪れ、ラーメンに魅せられる。その後、順調にラーメンの世界にハマり、大学在学中の1995年より、本格的な食べ歩きを始動。今では「ラーメンの魅力の探究」をライフワークとし、年間700杯を超えるラーメンをコンスタントに実食しながら、ラーメン情報を各種媒体に精力的に発信している。これまでに食べたラーメンの総杯数は12,000杯に及ぶ。日々の食べ歩きの様子は、FacebookTwitterを御参照ください。

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