日本が本気出すと負けない。日暮里の繊維問屋街に外国人が集まる訳

 

ムーブメントを起こし、人気の商品を作るためにはどういう発想を持つことが必要なのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で人気コンサルタントの佐藤きよあきさんが、新たなビジネスチャンスに対する繊維街の人びとの対応と、佃煮店主のアイデアからそのヒントを探っています。

繊維街の商魂

東京日暮里の繊維街にいま外国人が大勢集まって来ています。お店の多さ、扱う生地の種類、デザインの豊富さなどが、世界中に知れ渡り、裁縫用の生地を探すために、わざわざ海外からやって来るのです。裁縫をする人にとっては世界的に知られた街となっているのです。

外国人が増えたことで、お店の方でも、外国人の要望に合わせた商品を扱うようにしてさらなるビジネスチャンスを拡げています。

たとえば、下半身に着ける筒状の衣類「ロンジー」という、ミャンマーの民族衣装を作るための生地を用意したり。ムスリム(イスラム教徒)の女性が外出の際に全身を覆う「アバヤに合わせた生地も販売しています。見事な商魂に、拍手を送ります。

日本のさまざまな商品について言えることですが、その種類の豊富さは海外とは比較になりません。そこを外国人にアピールすれば、大きなチャンスが巡ってきます。

佃煮屋の商魂

訪日外国人で賑わっている京都錦市場の佃煮店ではいまハリネズミドーナツが人気となっています。玉子型のドーナツの表面にハサミを入れることで、“ハリ”を作り、黒ごまで目をつけています。中はカスタードクリーム入り。

カタチを面白くするという実に単純な方法ですが、いま話題になっている「ハリネズミ」にしたことがウケたようです。

このお店は、チョコレートコロッケで有名になり、次はハリネズミ。店主はなかなかのアイデアマンです。本業は佃煮店なので、“商魂逞しい”ということでしょうか。

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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