アイドルグループ「ラストアイドル」のメンバー4人が主演する学園サバイバルホラー映画『がっこうぐらし！』が1月25日から全国公開されるが、この映画とのコラボメニューを販売する人気アイスクリームショップ「ロールアイスクリームファクトリー」原宿店で、4人が1日店長を務めるイベントが1月20日に開催された。
ロールアイスクリームファクトリー原宿店
当日は朝9時から整理券200枚が配布されたが、前日の夜23時から店の前で並ぶ人もいるほどの熱心なファンが詰めかけ、盛況のうちに終了した。
参加したのは、阿部菜々実さん（16）、長月翠さん（18）、間島和奏さん（18）、清原梨央さん（18）。途中から他の4人のメンバーも応援に駆けつけ、賑やかに進行した。
4人が「ロールアイスクリームファクトリー」の大ファンだったことから、コラボが決まったという。
イベントのメインは、あらかじめつくったアイスにメンバーがトッピングを加えて直接ファンに手渡すというもの。4人は持ち前のアイドルらしいホスピタリティを発揮。「いらっしゃいませ」、「ごゆっくりどうぞ」とにこやかに応対。
左から阿部さん、間島さん、清原さん、長月さん
コンサート、握手会の常連はもちろん、新規のファンもひとときの交流を楽しんだ。
ファンに手渡されたロールアイスは、4人の話し合いのうえ決まった限定商品（900円）。ホラー映画ということで、黒と赤のカラーリングが強調されている。食材では、チョコレートといちごの組み合わせ。
コラボアイス「ろーるあいすぐらし」。ホラー映画をイメージした濃厚なブラックカカオ味のアイスをベースに、ストロベリーソースで血を表現
また、原宿店の映画ポスターにメンバーがサインを入れるセレモニーや、メンバーがロールアイス作りにチャレンジするコーナーも設けられた。
阿部さんはアイス作りのコツをすぐにつかんだようで、初めてとは思えないコテさばきで、鉄板上に広がったアイスを器用に丸めて喝采を受けた。長月さんは店員に付きっ切りで教わり、なんとか完成。リアルに学校の友達が働いていて驚いたそうだ。間島さんは長月さんの教わる様子を熱心に観察して、アイス作りに入った。
清原さんは出来上がったアイスにトッピングされたクリームの高さが足りなく見えたが、それを指摘されると「大丈夫、完璧です」と自信の表情だった。
映画『がっこうぐらし！』。Ⓒ2019映画『がっこうぐらし！』製作委員会。2019年1月25日全国公開。配給・宣伝：REGENTS
『がっこうぐらし！』は海法紀光・原作、千葉サドル・作画の4人の女子高生が学園内で送るサバイバルを描いた漫画で、累計250万部を突破した大ヒット作。かわいらしいキャラクターデザインからは考えられないホラーぶりというギャップが受け、2015年にはアニメ化されている。
このたび映画『リアル鬼ごっこ』でメガホンをとった、柴田一成監督によって実写映画化されている。
4人が「ロールアイスクリームファクトリー」の大ファンだったことから、コラボが決まったという。
それぞれ、阿部さんが恵飛寿沢胡桃（くるみ）、長月さんが丈槍由紀（ゆき）、間島さんが若狭悠里（りーさん）、清原さんが佐倉慈（みーくん）を演じている。全員映画初出演。
14日「TOHOシネマズ名古屋ベイシティ」で行われた先行試写会で舞台挨拶に立った阿部さんは「私は撮影が始まる前のワークショップで、演技がすごく下手だったけど、もう辞められないのでとにかく頑張ろうと思いました」と初々しくコメント。
長月さんは「何をしていいのかもわからなかったので、とりあえずダイエットしようと思ったけど、最初は逆に太っちゃって。撮影中は役が乗り移っていて、皆には迷惑をかけたかもしれないけど、完成した作品を見て感動したので終わり良ければ全て良しかな」と、少し後悔している点があることをにじませた。
間島さんはもともと原作のファンで読み込んで撮影に臨んだこと、清原さんはクランクインが1人だけ遅かったので現場に溶け込むのが大変だったとエピソードを語った。
「ラストアイドル」は、テレビ朝日系列のオーディション番組『ラストアイドル』から誕生した1期生22名、2期生30名、計52人のファミリーからなる。主演の4人は1期生からキャスティングされた。
「ロールアイスクリームファクトリー」は株式会社Something NEWの浅野まり社長が2017年6月にオープンした、日本初のロールアイスクリーム専門店。ニューヨークで流行っているロールアイスクリームをさらにおしゃれに改良し、最長で5時間待ちとなった。現在は原宿の他、大阪・道頓堀、堺、名古屋、沖縄・那覇、横浜、京都に店舗を構える。
『がっこうぐらし！』とのコラボアイスは全7店で、2月17日まで販売予定。