米中覇権争いで中国が勝つと現実になる「絶望だらけ」の世界

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日本が「アメリカの属国」であることはある意味事実で、そんな状況を嘆く声も多く聞かれます。しかし、「もしも日本が中国に支配されるようなことが起きたら、我々の生活はどうなってしまうのか」という問いを投げかけるのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。北野さんは今回、自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、「中国の属国となった日本」が見舞われる絶望的な日常を記しています。

もし日本が中国の属国になれば????

先日、「『中国悪魔化』に舵を切ったイギリス。欧州で燃え上がる反中の炎」で、「イギリスと中国が香港問題で対立し、関係が悪化している」という話をしました。イギリスは、「22年前の約束(2047年まで一国二制度を維持する)を守らなければ、【重大な結果になると警告した。それで私は、「イギリスに何ができるのだろう?」と思っていたら、BBCで大きく「ウイグル問題」を取り上げていた。私は、「嗚呼、イギリスは、今も【情報戦】は強いのだな。イギリスは中国を悪魔化することだろう」と思ったと。そしたら、朝香豊先生から、以下のメールをいただきました。

北野様が書かれていたイギリスに関してですが、BBCはウイグルの実情についてかなり踏み込んだ番組をいくつか作っていますね。その最新版をこちらで見ることができます。英語の字幕もあり、わかりやすいと思います。

 

China Muslims: Xinjiang schools used to separate children from families

 

親を「再教育施設」に入所させ、保護者のいなくなった子供たちを収容するための「学校」や「幼稚園」を相次いで作っている様子を映し出しています。こうした子供たちに中国語のみを教え、中国語のみで会話させ、ウイグルの伝統や文化が子供たちに一切継承されないようにしている様子を映し出しています。このことを cultural genocide だと端的に表現していました。

 

なお、このレポートの日本語版もあるので、こちらのページも貼っておきます。ただし、こちらのページには上記の動画の日本語版はなく、文章だけで表現されています。上記の動画とは別の動画2本(日本語字幕あり)がありますので、こちらも見る価値はあるかなと思います。

 

多数の子どもを家族から引き離し、寄宿校に隔離 中国・ウイグル自治区

 

朝香豊

先にすすむ前に、↑を必ずお読みください。英語が得意な方は、動画をごらんになってください。とても大切です。

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