一人で黙々と家事をこなしていると、「自分ばかりがやらされている」というような、マイナスの気持ちになりがち。そんなとき、気軽に家族へ協力を頼めたとしたら、心身ともに楽になれるはずですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、家事への協力を求めるための「具体的なオネガイの仕方」を、自身の経験に基づき紹介しています。
自分ばっかり!
さて、本日は家庭内でよく聞くセリフのお話。
家事の分担率が先進国の中では絶望的に低い日本。日本の女性の肩には、ほとんど家事のすべての負担がのしかかりしかも、手間をかけることが愛情表現だとする文化があるのでそりゃもう、異常なレベルの家事水準になっていて、大変なことになっているわけです。
そんな毎日を過ごしていると
- もう自分ばっかり!!キイィ!!
ってなっていませんか。…なりますよね( ̄∇ ̄)それ、フツーだと思いますしね。
で、もう一歩踏み込みたいんです。自分ばっかり…の続きは、どんな言葉でしょうか。
- 家事している
- 子育てしてる
- ガマンしてる
- イライラしてる
- 辛い
…どんな言葉が続くでしょうか?これはちょっと考えてみてほしいんですよね。
家事や育児にはほとんど時間制限がなく、しかも金銭的に報われない。おカネが欲しいわけじゃないけど、感謝もされないってどうしてなんだろうとふと疑問に感じ、そんなことを感じる自分が心が狭いのかなと思ったり。…しますよね( ̄∇ ̄)
で、さらに踏み込みたいんです。自分ばっかり…にならないようにするためには、
- 誰に
- 何をして欲しい
でしょうか。ま、フツーに考えて、家族のメンバー(夫・子供・両親など)に家事をしてほしいんだと思います。が、ここは
- もっと具体的に
考えてみてくださいね。たとえば
- 夫に明後日は早く帰ってほしい
- 子供に教科書は自分の机においてほしい
- ギリ父に使ったコップは洗ってほしい
とかね。このくらい具体的に考えてみてほしいんです。きぃい!ってなるたびに考えるんですよ。だって、1きぃい=1できごとのはずですから。まさか5年前の出来事を日々思いだしてきぃいしているわけじゃないすよね?なので、1きぃいのたびにきぃいを引き起こした出来事を考えてほしいんです。うん。
ま、やってみたんですよ、ワタクシ( ̄∇ ̄)そしたら、
- 意外と具体的に言えない…
んですよね。コレが。なんていうか、なにが具体的な出来事で誰に何をしてほしいのかをジッと考えてみたところ、実は自分のきぃいがとても漠然としていて
- 誰かになにかをオネガイできないレベル
だったことに気がついたんです。…これだと、周囲はなにもしてあげることができないですよね。具体的でない上にソレで怒っているわけでもナイんだから。
もうひとつ気がついたのは、オネガイできるくらい具体的なことだった場合、それを言葉にしてオネガイすれば
- ほぼ確実に解決する
ということです。周囲はイジワルしているわけではなく私の要求やオネガイを充足させようとしてくれていたのに私が上手くオネガイできないだけだったんです。
これは重要な気付きでした(^^)V
「自分ばっかり!」という漠然とした苛立ちや怒りでは、周囲にはなんとかしてあげようがありません。ですが、
- 疲れているから食事の後片付けをしてほしい
- 自分の使ったコップを洗ってもらうと面倒が減る
- 料理をしている間に子供の宿題を見て欲しい
などなど、何をすればいいのか具体的に分かれば、家族も具体的に協力でき、問題は
- 氷解
するんです。
自分ばっかり!きぃい!になったら、立ち止まって考えて。誰に何をしてほしい?具体的にオネガイしてみましょう。意外と分かってもらえるものですよ。
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